「おまえは、ずいぶん らくなくらしをしているもんだ。」
ある日の夕方、だんなさんがおかみさんに言いました。
おかみさんはそれを聞いて怒ることなく、明日から互いの仕事を取り替えようとだんなさんに提案します。
翌日、約束どおりに仕事を取り替えた、だんなさんとおかみさん。
おかみさんの仕事なんて全く簡単なものだ、と仕事に取り掛かるだんなさんですが……
果たして、この世の中に楽な仕事など存在するのでしょうか。
楽しそうにイキイキと働いている人ほど、好きなことを仕事にしている人ほど、人一倍見えない努力や苦労を重ねているものです。
表紙の絵柄と色合いに惹かれて手にした絵本ですが、意外にも深い内容に、色々と考えさせられました。
ノルウェーの昔話『しごとをとりかえただんなさん』。
日々の暮らしにモヤモヤを抱えるあなたに、隣の芝が青く見えるあなたに、ぜひ読んでもらいたい絵本です。
『しごとをとりかえただんなさん』
ウィリアム・ウィースナー え
あきのしょういちろう やく
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