『ローマの休日』や『ティファニーで朝食を』など数々の名作映画に出演し、ユニセフの活動家としても知られる女優のオードリー・ヘプバーン。没後20年以上経った今なお、その輝きは衰えることなく時代を超えて多くの人々を魅了しています。
かく言う私も、オードリーの熱烈なファンのひとり。初めて彼女の作品を見たその日から、すっかり虜になってしまいました。
世界中で一大ブームを巻き起こした『ローマの休日』。
オードリー・ヘプバーンのハリウッド映画デビュー作としてあまりに有名ですが、私もこの映画を何度となく観ています。
少々マニアックな話になりますが、この白黒映画の中でオードリーが着こなす衣装に色をつけて遊ぶことに、一時夢中になっていました。
例えば、アン王女が真夜中にこっそり宮殿を抜け出した際に着ていた、ボウタイ付きのブラウスとロングスカート。
このフレアスカートの色を、頭の中で淡い水色にしてみたり、濃い緑色を想像してみたり、赤茶色に変えてみたり。
色々と試した末に、このスカートは深めのグリーンだと自分なりの答えを出し、それに似たものを探し回ったこともあります(少々どころか、随分マニアックですね)。
モノクロ映画だからこそ、観客の捉え方ひとつでスカートを何色にも色付けられる面白さ。
白黒でしか味わうことのできない、特別な楽しみ方。
まるで、自分だけの「オリジナルアン王女」を創ることができるようで、ワクワクするのは私だけでしょうか。
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