その人は私の師でもあるのですが、カラーの仕事を“ビジネス”として成り立たせる術を熟知している人でした。
何かを目指す際に「手本」となる人を見つけることは、その道を歩むうえで非常に意義あることだと思います。
例えば新たな職に就いた際、指導してもらえる仕事はほんの一部、ごく基本的なことだけといえるでしょう。
『先生』と『生徒』という関係性であれば、『教える』『教えられる』の方程式は成り立ちますが、仕事仲間はあくまで一緒に働く間柄であり師弟関係にはありません。
同僚が仕事を教えてくれるのは、そうでなければ事がスムーズに進まないから。
言い方は悪いですが、自分の仕事をやり易くする手段として先輩はあなたに基本的な事をレクチャーしてくれるのです。
では、そこから一歩先へ進みたい場合はどうすれば良いのでしょう。
習い事であれば、授業料を払えばそれに見合ったノウハウを教えてもらえます。しかし、仕事の場ではそうはいきません。
だから「手本」となる人を見つけ、その人の背中を追い、その人のやり方を観察し自分のものにするのです。
私はこのカラーの師に出会ったとき、「この人と関われば、この人を手本にすれば、私が目指すものを形にできるかもしれない」という予感がありました。
あっと閃く何かを感じたので、後日、個人的に連絡を取りました。
私の答えが出る日は、まだまだずっと先のことです。
例えその結果が思い描いたものでなかったにしろ、何かを目標に前進する過程に無駄なことなど一つもないはずです。
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