朝、ダイニングテーブルの上にリンゴがありました。
赤くて美味しそうなリンゴです。
「今夜のデザートに食べようね」と、お母さんが言いました。
夕方、お母さんが食後のデザートに用意してくれたリンゴを楽しみに帰宅しました。
テーブルの上にあったはずの赤くて美味しそうなリンゴが、闇に包まれ黒く見えます。
あれ?リンゴの赤色はどこへ消えたのでしょう。
ご存知の方も多いと思いますが、色は物体が発しているのではありません。
光の作用により、物に色がついているように見えるのです。
リンゴに反射した光が私たちの目に届き、脳の中で「これは赤ですよ」と認識することで、リンゴは赤く見えます。
つまり、暗闇の中にあるリンゴには光が届かないため、リンゴの色は「ない」というのが答えです。
不思議ですよね。
色は、光の中では「ある」のに、暗闇では「ない」だなんて。
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