「ママ、どうしてみんなは、右も左もおんなじソックスをはくの?」
主人公サムの、こんな素朴な疑問から始まる物語。
誰もしていないことをやってみせる得意気なサムと、そんなサムの行動をかっこいいと真似する友達や家族、周りの人たち。
気づけばみ~んな、サムの真似っこ!
サムのワクワクするような試みの、その結末が可愛らしくて、思わずにっこりしてしまいました。
ストーリーもさることながら、ずっと眺めていたくなるほど美しい絵は、色使いが魅力的。
オランダの絵本、『ちぐはぐソックス』。子供のアイディアに癒される、素敵な一冊です。
『ちぐはぐソックス verkeerde sokken』
ユープ・ファン・ト・ヘック 作
マライヤ・トルマン 絵
野坂悦子 訳
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